ファイナンシャル・プランニング(Financial Planning)という言葉を聞いたことがありますか?「ファイナンシャルプランナー」という資格もあるので、そちらのほうが有名かもしれませんね。
まあ、意味は直訳したまんまで「あなたの経済的な計画を立て、経済的な目標を達成するために必要な道しるべを確認するプロセス」のことです。
この記事では、ファイナンシャル・プランニングのトピックと、そこに含まれる数学について掘り下げていきます。
ファイナンシャルプランニングの要点とは?
主なポイントは以下の通りです。
アリとキリギリスの話から学べること
たとえ話をします。「アリとキリギリス」は聞いたことありますよね。
アリはいつも冬の間の食料を集めるのに忙しくしていました。ある日、キリギリスがやってきてアリに「どうしていつもそんなに一生懸命なんですか」と尋ねました。
アリは「寒い時期を乗り切るために、十分な食料を確保したいのです」と答えました。キリギリスは笑って言いました。「将来のことを心配する必要はない。今を楽しもうよ」。
冬が来たとき、アリは寒い時期を乗り切るために十分な食料を用意していたので安心してすごせました。一方、キリギリスは何も持たず、生きるために必死でした。
この話の教訓は、将来の計画を立てることは重要だということです。アリと同じように、私たちも厳しい時代を乗り切るための十分な資源を確保しておく必要があります。ファイナンシャル・プランニングとは、現在も将来も、自分の望む人生を送るために十分な資金を確保することなのです。
備えが大切なのはOK。とはいえ、できるだけ効率的に、あるいは合理的に進めていきたいですよね。大丈夫。ちょっとした数学的な知識が大きな助けになります。
ファイナンシャル・プランニングの数学
あなたがファイナンシャル・プランニングを実行するうえで、理解すべき重要な数学的概念が3つあります。参考になりそうなYouTube動画も貼っておきます。
これは、お金の価値は時間とともに変化するという概念です。例えば、あなたは幸運にも100万円もらえるとします。今日もらうか、10年後にもらうか聞かれたらどうしますか?ほとんどの方は今日受け取ることを選択するはずです。理由は様々ありますが、ひとつはインフレ(物価の上昇)です。
預金や投資をすると対価として利息がもらえます。元本にのみ利息がつくのが単利、元本と元本から得られた利息にも利息がつくのが複利です。要するに、複利だと時間が経つにつれてお金の増加スピードが加速します。わずか0.1%の金利差が長期的には大きな違いを生むことになるのです。
現在のお金の価値を、将来予想される価値に基づいて算出したものです。時間的価値と複利とセットで理解するべき考えです。
これらの概念を理解することで、経済的な目標を達成するためにどれだけのお金を貯めたり投資したりする必要があるかを数学で判断することができます。例えば、複利計算機を使って、貯蓄が時間とともにどのくらい増加するかを確認することができます。
今日から計画する
早く計画を立てれば立てるほど、経済的な目標を達成するのが容易になります。「急げ!」とは言いませんが、早くはじめたほうが難易度が下がるのも事実です。今日から計画をはじめて、現在も将来も自分の望む人生を送ることができるように軌道修正しましょう。
最後にまとめ。ファイナンシャル・プランニングとは、目標を設定し、計画を立て、数学を使って進捗を測定し、必要に応じて調整することです。今回のたとえ話に出てくるアリのように、将来への準備を始めるのに早すぎるということはないのです。
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